OSS-DB Silver / Gold 合格体験記

この記事はPostgreSQL Advent Calendar 2018の25日目の記事です。

qiita.com

とりあえず

OSS-DB Gold受かりました!酔った勢いでAdvent Calendar申し込んでネタにするために期限を切って受けてよかったです!とりあえずめでたい!OSS-DB Silverも2週間前に受かりました!Gold難しかった!

申し込んだきっかけとこの題材を選んだ理由

おそらく11/27(火)の夜にいつものようにクラフトビールを飲んでTwitterを見ていたら、PostgreSQL Advent Calendarに気付いて最終日(12/25)だけが空いていたので、「アウトプットしないと何も変わらない!」と申し込みました。翌日、あれは幻だったと思いたかったのですが、どうも本当みたいなのであきらめてw何を書こうかと考えました。

で、OSS-DB Silver/Goldは前々から受けようと思って、3年前のするめごはんさんの合格体験記も参考にして参考書やトレーニングなどを受講してきましたが、受験しないままになっていました。実はSilverは一度受験しようとしたことがあって、踏ん切りがつかず何回かリスケしていたらとある受験日をすっかり忘れて受験料を無駄にしたアホな思い出もありますw。アホな思い出をクリアしたいこともあり、一か月ほどの間にGoldまで受けてみることにしました。

するめごはん日記: OSS-DB Gold 合格体験記

OSS-DB Silver

準備

学習教材のご紹介(OSS-DB認定教材)

OSS-DB Silver(2018年6月現在) 

https://oss-db.jp/measures/learning.shtml#text_silver

上記の学習教材のうち、使ったのはいわゆる緑本(OSS教科書 OSS-DB Silver)と、黒本(徹底攻略 OSS-DB Silver問題集[OSDBS-01]対応)の二つです。今見るとたくさんありますが、ずっと前からあるこの二つで済ませました。

緑本を読み込んで、黒本と公式サイトのサンプル問題/例題解説を解いてを繰り返しました。

サンプル問題/例題解説|受験対策|DBスペシャリストを認定する資格 OSS-DB技術者認定試験

結果

受験日:2018/12/11

取得点:84

合格ライン:64

結果:合格

 

一般知識:100%

運用管理:80%

開発/SQL:81%

感想

PostgreSQLを使うために必要な知識を幅広く一通り網羅的していて勉強になりました。Goldの資格の前提ですが、このぐらいは知っとけレベルの読み書きそろばんという感じです。

一言

はよ受けに行っとけ(未受験で終わった数年前の自分に向かって)

 

OSS-DB Gold

準備

学習教材のご紹介(OSS-DB認定教材)

OSS-DB Gold(2017年4月現在)

https://oss-db.jp/measures/learning.shtml#text_gold

Goldの学習教材はSilverに比べて少なく、下記の三つだけです。

  1. LPI-Japan OSS-DB Gold 認定教材 PostgreSQL 高度技術者育成テキスト
  2. PostgreSQL運用管理トレーニン
  3. iStudy for OSS-DB技術者 OSS-DB Gold

私は今回このうちの二つ、「PostgreSQL高度技術者育成テキスト」と「PostgreSQL運用管理トレーニング」を使用しました。

もう一つのiStudyはGold受験の準備期間が短かったこともあり(2週間)今回は見送りました。昔々のORACLE MASTER受験ではとてもお世話になりました(Oracle 7/8/9iあたりですw)。昔のCD-ROM提供のアプリのようにずっと使えたら他の二つと同様に数年前に一緒に買って放置していたと思いますが、今は90日間しか使えないというのも、本気で受けに行くタイミングで買う必要があるため、踏ん切りがつかない性格には向いてない点もあります。

まずAmazonデマンド印刷で入手可能な「PostgreSQL高度技術者テキスト」は公式テキストというだけのことはあり、試験の準備には必要でした。いつ買ったか表示してくれるAmazonによると「お客様は、2015/6/12にこの商品を注文しました。 」とのことでしたw また最近のカスタマーレビューの正誤表は助かりました。

次にSRA OSSの「PostgreSQL運用管理トレーニング」で使っているテキストですが、これが一押しです。OSS-DB Goldを受けないけどPostgreSQLをちゃんと理解する最短経路だと思います(他の教材を全部見たわけではない個人的な意見ですが)。出来るならば会社負担でトレーニングを受講させてもらうのが一番良いですが、個人レベルでOSS-DB Goldを受験する人向けにテキスト販売もしています。私が持っているテキストはトレーニングを数年前に受けたため、少し古くて「PostgreSQL 9.2対応」(テキストバージョンPG90G-8)なのですが、現在はPG96-1の正誤表があるのでたぶん「PostgreSQL9.6対応」だろうと思っています。

Silverの時と同様、公式サイトの「サンプル問題/例題解説」と2冊の練習問題を繰り返しました。

サンプル問題/例題解説|受験対策|DBスペシャリストを認定する資格 OSS-DB技術者認定試験

後、教材ではないですが、これも前に買っていた「内部構造から学ぶPostgreSQL設計・運用計画の鉄則」電子版を読みました。今はPostgreSQL10対応の[改訂新版]が出てますが、今回のGold受験の試験範囲にはちょうど良かったです。

内部構造から学ぶPostgreSQL 設計・運用計画の鉄則:書籍案内|技術評論社

Goldでは、仮想マシン上にPostgreSQL9.4環境を作ってパラメータの値を変更したりログ出力させたり、postgresql.confを眺めたり種々のシステムビューを確認しました。

もう一つ、Gold試験範囲((※)2016年現在、9.4まで対応しております。)を印刷して、上記教材とのバージョン差異を意識して、足りない部分は自分で補足しました。

OSS-DB Exam Gold出題範囲詳細|DBスペシャリストを認定する資格 OSS-DB技術者認定試験

結果

受験日:2018/12/25

取得点:80

合格ライン:70

結果:合格

 

運用管理:66%

性能管理:88%

パフォーマンスチューニング:83%

障害対応:83%

感想

PostgreSQLを実環境で環境構築して運用管理するために必要な内容を一通り網羅しているのを実感しました。

バックアップ・リカバリやPITR、ホットスタンバイ構築や、実際に環境を壊してどんなメッセージが出るとか、今は仮想マシン等でとても敷居が低くなっているので、

「実際に触って試してみる。経験を積んで整理して慣れる。」これに尽きると思います。

一言

受かって終わりではなく、これがスタートだと思います。

クリスマスなのでもう一言

「運用管理トレーニング」の最新版が欲しいです(^o^)